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データ解析で薬剤師を助けるアプリ「おくすり併用ランク」

2017年7月にプレスリリースが打たれていました。

日本初、医療ビッグデータを分析した薬剤師向けアプリ「おくすり併用ランク」をリリース

「おくすり併用ランク」アプリは、医療ビッグデータの一つである、JMIRI処方情報データベース(日本国内の院外調剤薬局の処方せんデータ)を基に、薬剤の併用状況や処方頻度を簡単な操作で手軽に確認できるツールです。

これら薬剤の使用実態を薬剤師が俯瞰的に把握し、薬物相互作用や服用方法に関する注意点、患者さんが不安に感じうることなどを予見することで、より効率的・効果的な服薬指導や情報提供の実践が期待されます。これら薬剤師の能力の向上は、患者さんの治療満足度の向上や服薬アドヒアランスの向上を通じて、医療の効率化や医療費の抑制といった社会貢献に繋がります。

薬剤師の方のみが利用できるアプリです。処方箋を提供するのに必要な情報を提供することで、薬剤師の能力向上や効率化に寄与したい、という意図のようです。

主な機能

おくすりの併用状況を一目で把握「おくすり併用ランク」 | 処方情報(院外処方箋)分析の医療情報総合研究所(JMIRI)より

「おくすりの併用状況」「処方頻度」「名前や成分での検索」という機能を用意しています。無料で提供するのもすごいですね。薬剤師であることの審査であるとか、現場での利用許可とかそういう政治的なハードルが高そうなアプリですけれど、適切に活用されるシーンが増えていけば、処方箋における機械学習精度向上にもつながるかもしれませんね。