京都新聞より、日本新薬株式会社が肺動脈性肺高血圧症の患者向けのスマホアプリ「PAHケアノート」をリリースしたとの報道がありました。
日本新薬が、自社の薬品に関連が深い病気の患者を支援するサービスに力を入れている。自分で症状を管理できるスマートフォン用アプリを提供し、病気の兆候を確認できるインターネットサイトも開設。患者が医療機関に相談しやすくし、正確な診断や治療に結びつける。
(中略)
同社は「医者に正確な症状を伝えるのをためらう人も多いが、アプリやサイトを活用してもらいたい」としている。
症状をぼんやりと伝えたがる心理はわかるけれども、正確な医療を行うために正確な情報が欲しい。そういったところでしょうか。こういったアプリケーションを医療法人ではなく民間の製薬会社がリリースするという所に、まだまだIT活用の伸びしろがあるように感じられます。
日本新薬のリリース記事には、今回のアプリを作った背景が以下のように表現されています。
肺動脈性肺高血圧症の患者さん向けスマートフォンアプリ 「PAHケアノート」提供開始のお知らせ
当社は、このようなパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)アプリを提供することにより、PAHの患者さんの服薬アドヒアランス向上や問診の効率化、患者さんと医師との信頼関係構築および安心感向上などに役立つことを期待しています。
PAHノートの告知サイト
こちらのサイトにあるように、症状の記録や移り変わりの記録、服役するお薬のタイミング等の案内を踏まえて、患者にとっても医療従事者にとってもメリットがある関係を築こうとされています。
アプリのダウンロードは上記のPAHノートのWebサイトからどうぞ。