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Kids Public、「妊娠と授乳のくすりを案内するチャットボットシステム『くすりぼ』」利用1000件の解析。満足度は94%と高評価

— 下記はプレスリリースからの内容です —

この度、株式会社Kids Public (東京都千代田区 代表:橋本直也)が2021年12月13日に提供開始した、いつでも気軽に信頼できる薬の情報を検索できるチャットボットシステム「くすりぼ」の総利用件数が、2022年8月10日で1000件に到達しました。
本サービスは妊娠中・授乳中の状況を踏まえた薬の情報検索ができるシステムで、回答は自動応答となりますが、2000以上の回答パターンを有しており、利用後アンケートでの満足度は94%と非常に高いことがわかりました。

なお、『くすりぼ』の利用者データを用いた後方視的研究につきましては、約540件の利用傾向をまとめた発表が2022年10月に「日本遠隔医療学会雑誌 第18巻 第2号」に掲載され、2022年10月28日〜29日に開催された「第26回日本遠隔医療学会学術大会」にて優秀論文賞を受賞しました。

■検証の概要

検証の対象期間:2021年12月13日〜2022年8月10日
検証方法:「くすりぼ」の利用後アンケートを後方視的に解析

■本プレスリリースのポイント

「妊娠と授乳のくすり案内ボット 『くすりぼ』」が9法人へ提供され、利用1000件を解析したところ、利用後満足度は94%であることがわかりました。

  • 1000件の利用状況の内訳を解析したところ、自動応答による情報提供であるが満足度は94%と非常に高いことがわかりました
  • 妊娠中では「妊娠初期」の利用が最多、産後では「産後1〜3ヶ月」の利用が最多でした
  • 利用者が『くすりぼ』で調べた症状は、妊娠中・産後ともに「頭痛」「風邪症状」「花粉症症状」の順に多いことがわかりました
  • 夜間〜早朝(18〜翌8時)の利用が41%超を占めており、病院や薬局が開いていない時間に使っていただけること、また対面や電話での相談対応のサポートとして活用が期待できることがわかりました

【全体】
利用1000件の内訳)妊娠中:419件(42%)、産後:581件(58%)

また、利用後の追加アンケートへの回答は27件で、「使いやすい」96%、「わかりやすい」93%、「解決できた」85%という結果が得られました。
※各質問項目について、上位2つの回答(ポジティブな回答)を集計したものです

利用の多い時間帯は15時台10.9%、16時台8.3%、19時台7.4%で、夜間〜早朝(18〜8時)の利用については41.3%を占めており、対面での相談が難しい時間帯のニーズは大きいと考えられます。

【妊娠中】

【産後】

さらに詳細な解析結果につきましては、ページ下部よりプレスリリースファイルをダウンロードいただき、ご覧ください

■「妊娠と授乳のくすり案内ボット (くすりぼ)」とは

妊娠中や授乳中は、女性の身体に大きな変化が生じます。そして、個人差はありますが妊娠してから授乳を終えるまで1〜2年間とかなりの長期間を要するため、その間に様々な症状に悩まされることがあります。

<多くの妊産婦が悩まされる症状>

  • 妊娠中:頭痛、便秘、胃のムカムカ、皮膚のかゆみ・湿疹、風邪症状(鼻水、咳など)など
  • 授乳中:発熱、頭痛、関節の痛み、腰痛、よく眠れないなど

これらの時期にも安全性を考慮した上で実際に広く使われている薬はありますが、自分自身では適切な情報収集が難しく、時間帯や小さなお子さんを抱えている場合などでは、すぐに病院を受診できないことも少なくありません。
「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」は、これまでオンライン相談により寄せられた8万件以上の相談データを分析し、妊娠中・授乳中の状況を踏まえた薬の情報検索ができるシステムを構築しました。これが「妊娠と授乳のくすり案内ボット (くすりぼ)」です。

  • 妊娠中:妊娠週数、お持ちの合併症・持病、困っている症状
  • 授乳中:産後月数、授乳状況、お持ちの合併症・持病、困っている症状

を入力すれば、ご自身の状況に合った薬の情報をいつでも検索できます。
それぞれの薬に関する情報ページは2名以上の産婦人科専門医で作成・監修し、「セルフケアの方法」や「自己判断すべきでない状況」、「早期に受診した方が良い状況」などについても記載することで安全性に十分配慮しています。

■産婦人科オンライン代表 くすりぼ開発代表 産婦人科医 重見大介 コメント

妊娠と授乳のくすりを案内するチャットボットシステム「くすりぼ」の利用が1000件に達し、多くのご利用をいただいていることをとても嬉しく思っています。
産婦人科専門医が複数名で開発したもので、自動回答による情報提供にもかかわらず満足度が94%と高いことは、やはり「妊娠期〜授乳期において自身の状況に沿った信頼できる薬の情報源がなかなかない」という現状を反映しているものと考えます。
もちろん、不安や疑問があればその都度かかりつけ医に相談できればベストなのですが、それが難しい場合も少なくありません。「くすりぼ」では、薬に関する情報以外にもセルフケアのポイントや受診の目安も知ることができますし、24時間365日、即時に情報を調べることができます。ぜひ多くの自治体・企業・医療機関様に導入していただけたら嬉しいです。

■お問い合わせ先

株式会社Kids Public 広報室(担当:春山)
https://kids-public.co.jp/

■所在地:東京都千代田区神田小川町1-8-14 神田新宮嶋ビル4階
■TEL:03-6206-8803
■E-Mail:marketing@kids-public.co.jp
■設立日:2015年12月28日
■代表者:代表取締役 橋本 直也(小児科医)
■事業内容:「子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を理念とし、インターネットを通じて子どもの健康や子育てに寄り添う。
■提供サービス:
 ・遠隔健康医療相談サービス
  - 小児科オンライン https://syounika.jp/
  - 産婦人科オンライン https://obstetrics.jp/
 ・医療メディア
  - 小児科オンラインジャーナル https://journal.syounika.jp/
  - 産婦人科オンラインジャーナル https://journal.obstetrics.jp/
 ・問題解決bot
  - くすりぼ:妊娠中〜授乳中における薬の情報検索チャットボット