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IoTを見据えたLPWANを提供する Actilityが7500万ドルの資金調達

少し前のニュースですが、気になる資金調達の情報なのでクリップしておきます。

French IoT solutions company Actility raises a $75 million Series D round

フランスのスタートアップ「Actitily」はIoTを見据えた Low Power Wide Area Networksを提供しています。日本で言うとSOLACOMさんに近しい立ち位置です。

IoTの普及にもっとも重要なのは、インフラの整備です。より少ない消費電力で、より遠くへ電波を飛ばせること。例えばエアコンをリモートで電源を入れるような場合を考えると、エアコンに電源が入っていない状況でもネットワークに参加できるようにならなければ、IoTのブレイクスルーはやってこないように感じます。

LPWAN – IoT | ソリューション&まとめには以下のように書かれています。

例えば、水道や電気・ガスなどのスマートメーターの場合、検針データを送信するのは月1回でよく、データ量もわずかです。また、電源のない場所にデバイスを設置したい場合もあります。

このような多種多様なデバイス、様々な要件のアプリケーションが混在し、通信範囲、通信コスト、電力消費などの面から従来の近距離無線系や移動通信系ではマッチしない通信の頻度が低く、データ量も少ないIoTデバイスに対応した通信環境として、低消費電力(例えば、単3電池2本で10年以上)の小通信で広域をカバーできる低消費電力広域ネットワーク(「LPWAN」(Low Power Wide Area Networks))のニーズが高まっている。

ネットワークの通信規格は追いつき追い越せの歴史であったように思います。IoTを実現可能にするネットワーク通信技術は、何になるんでしょうね。