BTA2024受賞商品発表

究極の子育て支援策?家をタダで提供する奥多摩町の施策

これはまた思い切りましたね・・・!

「家がタダ」で「子育て支援702万円」のスゴイ町

簡単なまとめ

  • 15年間以上住み続ければ、土地付き住宅を無償で譲与する。
  • 応募できるのは、40歳以下の夫婦または50歳以下で中学生以下の子どもがいる世帯。
  • 最大200万の改修費が助成され、15年住むと定住祝い金50万円の支給とともに土地と建物を譲与。

どういった物件を貰えるのかはわかりませんが、奥多摩町から東京までの通勤は2時間強とのことです。通勤先が立川辺りだと楽なんでしょうが、豊洲とかになると大変なことになりそうですね。

でも、結構申し込みがあったようです。若者定住化対策室の新島和貴室長の談話です。

「37家族から仮申し込みがあり、現地での説明会を経て、19組が本申し込みをされました。都内と近県、遠くは沖縄県の人もいました」と新島室長はいい、このうち10人家族と4人家族への譲与が12月5日に決定した。

また、子育て支援政策も地方自治体の中ではトップクラスを自負されています。

無償という魅力もさることながら、申込者が一様に評価するのが、新島室長が「日本一」を自負する、同町独自の子育て支援の充実度なのだ。保育園は待機児童ゼロで、1子目から保育料、医療費は全額助成。4歳の子を筆頭に2歳間隔で3人の子どもがいて、町単独の支援策すべてを活用すると、支援金額は合計で702万9600円にもなる。

空き家対策としても有効活用できるかもしれません。物件は選ぶでしょうし、オーナーとの折衝も色々大変だと思いますが、このスキームがどれだけ機能するのか、今後も注視すべき行政施策かと考えます。

現在、奥多摩町内には450軒もの空き家がある。当面は、このうち2割を若者定住応援住宅などで活用していく。これからも掘り出しモノの物件が出てくる可能性が高く、関心のある人はウオッチしてほしい。