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【保育士目線カメラ+固定カメラ=保育の質向上】東京都中野区「ピノキオ幼児舎 野方保育園」にて、“保育士の目線”を見える化した取り組み『まなざしプロジェクト』実施

〜保育士の目線動画と固定カメラを通して、主観・客観視点で多角的に学び合い〜

— 下記はプレスリリースからの内容です —

 株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、株式会社ピノ―コーポレーション(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:谷井 さとみ)が運営するピノキオ幼児舎 野方保育園(東京都中野区)にて、「保育の質向上」等を目的にした、“保育士の目線”を動画化した取り組み『まなざしプロジェクト』を実施しましたので、お知らせいたします。

<1歳児クラス|ウェアラブルカメラを装着した保育士と、子どもたち>

 『まなざしプロジェクト』は、モデルとなる保育士がウェアラブルカメラを装着したまま保育を行い、撮影した動画を、子ねくとラボより保育の専門家の視点を交える形で編集し、後日保育士の勉強会や職員間レビュー等で上映することで、保育中の目線の動きや言動を学び、組織レベルでの保育の質向上につなげていくという取組みです。

 今回は、定員99名認可園である「ピノキオ幼児舎 野方保育園」にて、保育士2名の方にウェアラブルカメラを装着いただき、後日、撮影した目線動画を上映しながら、保育職員の皆さまにお集まりいただき、学習会(フィードバック会)を実施しました。これまで他園での「まなざしPJ」で挙げられた課題や改善点を踏まえ、目線カメラに加え、固定カメラによる同時撮影を行い、主観と客観視点において考察しました。

『まなざしプロジェクト』に参加した保育士の声

<4歳児クラス|ウェアラブルカメラを装着した保育士と、子どもたち>

ウェアラブルカメラを装着した保育士の感想

*1歳児クラス保育士:A氏、4歳児クラス保育士:I氏

Q.ご自身の目線動画を見て、どのような気づきがありましたか?

  • A氏:保育はその時の子どもの人数や状態、保育者の人数などによって、臨機応変に変えていくこともあるので、保育のねらいや意図、環境設定について、(周囲の保育者に)明確に伝える必要があると感じた。
  • I氏:幼児クラスに入っている時は、立っている時間が長く、(自分の)視線が高いなと感じた。

Q.撮影した目線動画の活用方法について、アイデアを自由にご記入ください。

  • A氏:「この時の子どもはどんな気持ち?保育者はどう思った?」など、より深く話し合えれば、お互いの保育観が深まるのではないかと思った。
  • I氏:勤続年数ごとにグループに分けて(考察を)行うと、視点の違いに気づいて面白いと思う。

Q.その他、気づきや感想があれば教えてください。

  • A氏:自身の中でもたくさん気づきがあった。職員間でもっと話合えるとよい。
  • I氏:普段、自分の姿を客観的に見ることがないので、日々の姿を見直すきっかけになった。
<4歳児クラス|固定カメラ>

フィードバック会に参加した保育士の感想

Q.他職員の目線動画を見て、どのような気づきがありましたか?

  • 動画を見て、他の保育者が子どもに接するときの言葉や配慮の仕方をじっくり見ることができ、自分も真似してみようと思うことがたくさんあった。
  • 乳児担当保育者の目線の動きが、細かく常に動いていると再確認した。目線の先には常に子どもがいた。
  • リーダーの保育者が全体を見ることで、子どもたちの動き(変化)や他職員の動きに気づき、とっさに動くことができると改めて感じることが出来た。
  • 他職員の目線の配り方や保育の工夫の仕方などを知ることが出来て良かった。また、目線だけでなく音(声)で気づくこともあるなと感じた。
  • 担任とフリー保育者の伝達が簡潔に行われていることを再確認できてよかった。

Q.撮影した目線動画の活用方法について、アイデアを自由にご記入ください。

  • 新人や経験の浅い保育者に見てもらい、保育中どのようなことに気を付けながら子どもたちを見ているのかについて学ぶ材料にしたい。
  • 園内研修で活用できると感じた。なかなか他クラスの職員の保育を見ることが少ないので良い機会になると思う。
  • 各クラスで気を付けていることを実際に映像で見ると、普段あまり入る機会のない職員が入った時に分かりやすくて良いと思う。
  • 保育職員だけでなく、調理や事務など、他職種の職員も勉強になることがたくさんあると思った。
  • 場面を切り取ってケース会議や考察ミーティングに活用できると思う。

Q.その他、気づきや感想があれば教えてください。

  • まなざしプロジェクトを行ったことで、他職員の言葉がけや手遊びのレパートリーが増えるなど、職員同士の持っている引き出しの交換会になったり、改めて職員の配置や連携を大切にする意識を強く持つことが出来た。
  • 自分の保育を客観視できたこと、他職員の保育を見ることができて良かった。
  • 普段見ることが出来ない(目線)動画だったため、たくさんの気づきや学びがあった。
<4歳児クラス|目線カメラ>
<1歳児クラス|固定カメラ>
<1歳児クラス|目線カメラ>
<撮影した動画を見ながら、職員を対象にフィードバック会議を実施する様子>
<ウェアラブルカメラの撮影した動画を見ながら、職員を対象にフィードバック会議を実施する様子>

『まなざしプロジェクト』に寄せるコメント

ピノキオ幼児舎 野方保育園 園長 山田 博美 氏

 「まなざしプロジェクト」の機会をいただきありがとうございました。

保育士の目線動画を見ることで、他の保育士は子どもたちのどんなところを見ているのか、自分だったら子どもたちをどう見ているのか考えたり、こういうところが自分にはなかったと気づかされることがあり、とても多くのことを学べたと思います。今回は、保育経験が長い保育士の目線だったので、保育経験の浅い保育士には、先輩保育士は子どもたちをどう見ているのか参考になったことと思います。

このプロジェクトに参加して学んだ事を、今後の保育に活かしていきたいと思います。

良い機会をいただきありがとうございました。

株式会社ピノ―コーポレーション 運営グループ 採用育成Div 諏訪部 幸 氏

 弊社でも保育の質の向上に向け、様々な形で「保育の語り合い」を実践していますが、「まなざしプロジェクト」は今まで無かった切り口での取り組みで、大変、学びと発見の多い研修でした。全体像を俯瞰することで気付く点、目線映像だからこその視点、それらを合わせ、職員間で話すことで、多くの学びに繋がったと思います。このような機会をいただき、本当にありがとうございました。

事業責任者|末廣 剛(子ねくとラボ所長/Advanced Marketer(公益社団法人日本マーケティング協会公認)/心理カウンセラー)

 今回は新たに全体像を捉える固定カメラをサブとして設置し、目線動画の内容をより多角的に分析・考察できるよう実施方法に変更を加えました。結果として、今回撮影にご協力いただいた先生方の、保育中に向けている配慮や視野の広さがよりいっそう具体的に視覚化でき、個々の質の高さを園全体で共有することができたと思っています。職員の役割や担当クラスに関係なく、目指す保育をしっかりと園全体で実践されている、とても魅力的な保育園でした。ピノキオ幼児舎 野方保育園のみなさま、ありがとうございました。

『まなざしプロジェクト』概要

日程撮影実施日:2024年10月29日(火)、30日(水)フィードバック会議日:2024年11月22日(金)
実施園ピノキオ幼児舎 野方保育園(東京都中野区丸山1-6-3)https://pinoh.co.jp/rooms/nogata/
対象保育士保育士2名(内訳:1歳児担任保育士、フリー保育士)
内容・ウェアラブルカメラを装着したまま保育を実施。また、今回より固定カメラによる同時撮影も実施。・撮影した動画を保育園で上映し、対象保育士の言動や他の保育士との連携などを視聴しながら、より良い保育を目指すための気づきにつなげる。
主催・運営子ねくとラボ

『まなざしプロジェクト』とは

 加速する少子化を食い止めるため、政府は「こども未来戦略方針」を打ち立て、「異次元の少子化対策」を積極的に推進しています。その中で、保育施設の質向上を目指した配置基準改善の動きも具体的に示されました。

 すなわち「量」の拡大から「質」の向上にシフトしているわけですが、もちろん人員増加によって保育の質や安全性が向上することが期待できます。ただ、それを同時に職員の多様性やスキルのバラつきも増し、組織マネージメントが複雑化することも予想できます。

 そこで、「個」のスキルや知識を組織に還元して組織レベルでの質向上を実現させるため、職員間のフィードバックや情報共有を効果的に助ける、”保育士の目線”を動画化し、「保育の質向上」「保育士採用ツールへの応用」「ドキュメンテーションへの活用」などにつなげる取り組み「まなざしプロジェクト」をスタートさせました。

『まなざしプロジェクト』フロー

  1. 保育士にウェアラブルカメラを装着
  2. 撮影した動画を編集
  3. 編集した動画データを観ながら保育士同士での学び合い(職員間レビュー、園内研修、ドキュメンテーションへの活用)を実施。採用活動、人材育成ツールとしての応用も予定。

『まなざしプロジェクト』協力保育施設募集!

 子ねくとラボでは、『まなざしプロジェクト』にご協力いただける認可保育園・幼稚園・こども園を数園限定で現在募集しています(※応募状況により、急遽終了する場合もございます。ご了承ください)。「職員の目線を動画化してみたい!」、「園内研修に活用できるか試してみたい!」といった保育施設様に、撮影・動画編集・園内研修のご支援をいたします。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ
子ねくとラボ事業部:seminar-info@g-asuka.jp

「子ねくとラボ」について

 子ねくとラボ」は、「子ども+Nursery(保育)+Education(教育)・Entertainment(エンターテインメント)+Creation(創造)+Trend(トレンド)」の要素から構成された、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクトです。子育てや保育に関する「調査レポート」や「ニュース/記事」、また「子ねくとラボ」が提供しているサービスについて発信しております。

事業名   :子ねくとラボ
事業責任者 :末廣 剛
       ・選ばれる園づくりコンサルタント 
       ・Advanced Marketer(公益社団法人日本マーケティング協会公認)
       ・心理カウンセラー
URL   :https://konnect-labo.jp/
サービス内容:・選ばれる園づくりコンサルティングサービス
       ・保育施設向け研修&巡回サービス
       ・保育専門実証実験 コーディネートサービス
       ・スタートアップ支援サービス
サービスの詳細やその他のご質問は、株式会社Coanna担当(浜田)までご連絡ください。

会社概要

会社名 :株式会社ピノーコーポレーション
設立  :平成12年4月
代表者 :代表取締役社長 谷井 さとみ
所在地 :東京都杉並区高円寺南4-26-16 ビクトリアプラザ高円寺3F
事業内容:保育・幼児教育ルーム運営およびフランチャイズ事業
URL  :https://pinoh.co.jp/

会社名 :株式会社 明日香
設立  :1994年8月30日
代表者 :代表取締役萩野 吉俗
所在地 :東京都文京区小石川5丁目2番2号 明日香ビル3F
事業内容:■保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)
     ■自治体と連携した子育て支援事業
      (児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)
     ■保育に関わる人材の派遣・紹介(保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)
     ■居宅訪問型子育て支援
      (ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、自治体の委託業務)
     ■臨時保育室の設置・運営(イベント時保育サービス)
     ■保育に関わる人材の教育(研修会、講演会、各種セミナーの開催)
     ■新規保育事業の開発及びコンサルティング
URL  :https://www.g-asuka.co.jp/