子どもの居場所がわからなくて困った経験やその対策、位置情報がわかる端末を持たせている割合などをユーザーアンケートをもとに調査・分析
— 下記はプレスリリースからの内容です —
国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社(東京都港区 代表取締役:下元敬道 以下、アクトインディ)は、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研( https://research.iko-yo.net/ )」にて、KDDI株式会社からの調査依頼のもと、子どもの居場所がわからなくて困った経験やその対策、位置情報がわかる端末を持たせている割合などについて、ユーザーアンケートを実施、調査・分析し、結果を公開いたしました。
今回アンケート調査を依頼いただいたKDDIが提供している子ども見守りGPS「あんしんウォッチャーLE」についてはこちらをご覧ください。
子ども1人での行動が「ある」は4割弱、小学生から増加
まず、子どもが1人で習い事や塾に行ったり、1人で留守番をするなど、子どもだけで行動することがあるかを尋ねました。
「よくある」が14%、「時々ある」が21%で、約35%の家庭で子どもが1人で行動することがあるという結果でした。
子ども1人での行動は、年齢によっても変わってきます。年齢別に見た結果はどうでしょうか。
未就学児以下では、「全くない」という回答が約90%で、1人で行動する様子はほとんど見られません。
一方、小学校低学年にあたる6~8歳になると、1人で行動する子どもが約40%まで増えています。それでも、「よくある」は9%で、「時々ある」が29%。頻度としてはまだ少なめで、徐々に1人での行動に慣れていく様子が伺えます。
そして、小学校中高学年の9~12歳になると「よくある」が約26%まで増加、13歳以上では「よくある」が約46%にも及んでいます。(※13歳以上はn数が少ないため参考値)
6割以上が週1回以上は1人で行動することがある
では、子どもだけで行動することは週に何回程度あるのでしょうか。
「1回」が13%、「2回」が21%など、合計して60%以上の人が週に1回以上、子どもだけで行動することがあると回答しています。
保護者は事故や事件、災害時などのトラブルが心配
つぎに、子どもの外出時や留守番の時など、子どもの居場所を知りたいと思うことがあるかを尋ねました。
「よくある」が68%、「時々ある」が21%で、非常に多くの保護者が子どもの居場所を知りたいと思うことがあると回答しています。
では、どのような時に子どもの居場所を知りたいと思うのでしょうか。
最も多かったのは、「子どもとはぐれた時」という回答でした。子どもだけで行動している時だけでなく、むしろ保護者と一緒にお出かけをしている時に、子どもの居場所がわからなくなり「知りたい」と思う状況が多く発生していることがわかります。
次いで、「子どもが近所の公園などに出かけた時」「学校の行き帰り」「1人で留守番している時」などの回答が続き、子どもが1人で行動している時に居場所を知りたいと思う状況も多いことが伺えます。
では、子どもの居場所を知りたいと思う目的や心配は具体的にはどのようなことなのでしょうか。
最多だったのは、「万一不審者や事故などの被害にあっていないかの確認」で76%と、事件や事故などを心配する保護者が大多数でした。
つぎに、「災害時や被害、トラブルにあったときの連絡手段」「災害時などの居場所確認」 と続いています。緊急を要する場合には、すぐに、かつ直接的に子どもの居場所を知りたいと考える保護者が多いことがわかります。
そして、「子どもだけの外出(友達と遊びに行くなど)の居場所確認」「子どもが目的地に迷わず行き帰りできているかを確認したい」という回答が続きました。日常生活において子どもが安全であるかを確認しておきたいという保護者も多数となっています。
「子どもの居場所がわからなくて困った経験あり」は半数近く
今までに子どもの居場所がわからなくて困った経験はあるかを尋ねました。
「ある」が42%で、半数近くの保護者が困った経験があると答えています。
子どもの居場所がわからなくて困ったのは具体的にどのような状況だったのか、自由回答で聞きました。詳細は「子育て世代のGPS端末についての調査レポート」をご覧ください。
お出かけ時のヒヤリ経験は「急に子どもの姿を見失った」
子どもとのお出かけや旅行の時「ヒヤリ」としたり心配したりした経験はあるかについても尋ねました。
お出かけや旅行の時に「子どもの姿を見失った」と答えた人が、約60%にも及びました。また、「一緒にいると思ったら、気づいたらいなかった」も2番目に多い回答でした。
お出かけ時に、子どもがあちこち駆けまわったり、興味があるものに惹きつけられていつの間にかいなくなったり…ということはよくあること。子どもの予想外の行動により、お出かけ先でヒヤリとした経験を持つ保護者が非常に多くいることがわかりました。
では、子どもとのお出かけや旅行の時、迷子等への対策で役に立ったことやグッズなどはあるのでしょうか。
最も多かったのは、「目立つ色の服を着せる」という対策でした。まずは目視で居場所を素早く確認する方法を取り入れている様子が伺えます。
次に多かったのが、「GPS(キッズケータイ、スマートフォン、子ども用GPS端末など)を持たせる」でした。一旦子どもとはぐれてしまった時やトラブルがあったときには、子どもの居場所がすぐに把握できるGPSなどの端末がとても重宝されていることがわかります。
位置情報がわかる端末の所持率は小学校入学のタイミングで急増
現在子どもに位置情報がわかる端末を持たせているかについて尋ねてみました。
「持たせている」が32%、「持たせていない」が68%という結果で、需要は高いもののまだ持たせていない家庭が多いという状況でした。
結果を年齢別に見てみました。詳細は「子育て世代のGPS端末についての調査レポート」をご覧ください。
位置情報がわかる端末利用は「子ども用GPS端末」が多い
では、持たせたことのある端末はどんなものなのでしょうか。
最多だったのは、「子ども用GPS端末」でした。つぎに、「スマートフォン」「キッズケータイ、キッズスマホ」が続いており、この3種の端末が多く利用されていることがわかりました。
それぞれの端末は、子どもが何歳くらいの時に持たせていることが多いのでしょうか。
「子ども用GPS端末」は圧倒的に小学1年生の時が多いという結果になりました。
「キッズケータイ・キッズスマホ」も、やはり小学1年生からが半数近くと多いですが、小学2〜3年生からというという家庭も少なくありません。
「スマートフォン」は、「子ども用GPS端末」や「キッズケータイ・キッズスマホ」よりも小学高学年から所持する割合が多いですが、時期にバラツキがみられます。スマートフォンを持たせるタイミングは、それぞれの家庭の状況や考えによることが大きいと思われます。
重視するのは「月額料金」や「端末料金」、ネットトラブルを危惧する声も
では、その端末を選んだ理由はどうなのでしょうか。
まずは、子ども用GPS端末(GPS機能がメインで電話やメール機能はほぼないGPS端末)を見てみましょう。
「月額の通信料金が手ごろだから」という理由が約50%で最多でした。つぎに、「端末の購入価格が手ごろだから」といったコスト的な理由が続いています。子ども用GPS端末は、他の端末よりもリーズナブルな料金が魅力のひとつです。位置情報がわかるアイテムを検討する上で、まずは価格的に利用しやすい子ども用GPS端末を選択する保護者も多いのではないでしょうか。
つぎに、「スマートフォンでネットや動画視聴、SNSなどをしてほしくないから」「GPSの機能があれば充分だから」という、子どものネットトラブルを避けたいとする理由が続いています。
また、「頻繁に充電をしなくてもいいから」という理由も多く見られました。端末を毎日充電したり管理するのは、保護者にとっても負担になることから、充電の持ちの良さをメリットに感じる方も多いことがわかります。
「キッズケータイ、キッズスマホ」「スマートフォン」を選んだ理由についての詳細は、「子育て世代のGPS端末についての調査レポート」をご覧ください。
メリットは子どもがどこにいるかわかることへの「安心感」
最後に、子どもの居場所がわかる端末をお子さんに持たせていてよかったと思ったことはあるかを、自由回答で具体的に聞きました。
とても多く寄せられたのは、「子どもの居場所がわかって安心する」という保護者の安心感でした。
詳細は「子育て世代のGPS端末についての調査レポート」をご覧ください。
まとめ
今回の調査で、子どもが1人で行動する学校や習い事の行き帰りの時だけでなく、お出かけ時や旅行などで保護者と一緒にいる時にも、突然の迷子などで居場所を知りたい、居場所がわからなくて困ったというケースが非常に多いことがわかりました。
子どもの居場所がわからなくて困った経験がある保護者は多数で、具体的には、「買い物中や商業施設での迷子」「友達と遊びに行った時」「学校からの帰宅時」などが挙げられました。
また、子どもとのお出かけ時に「急に姿を見失った」など、ヒヤリとした経験を持つ保護者も非常に多くいます。対策としては、目立つ色の服を着せたり、子どもの居場所が把握できるGPS端末を使用しているという声が目立ちました。
一方、子どもが1人で習い事や塾に行ったり留守番を1人でするなど、子どもだけで行動する機会も年齢とともに増え、小学校入学時から徐々に増加していきます。
子どもの居場所を心配する保護者はとても多く、特に「子どもとはぐれた時」や「子どもだけで出かけたとき」「学校の行き帰り」などの場面で「居場所を知りたい」と感じていました。「万一不審者や事故などの被害にあっていないか」「災害時」などが特に不安視されています。
位置情報がわかる端末の所持率は、子どもだけでの行動が増える小学校入学のタイミングで急増。「キッズケータイ」「スマートフォン」を抑え、よく使われている端末は「子ども用GPS」でした。手ごろな月額料金や端末価格、充電の持ちの良さ、ネットトラブルを避けたいなどの理由から支持されています。
そして、子どもの居場所がわかる端末を持たせることのメリットは、「安心感」でした。
夏休みには、家族でのお出かけや旅行、学校が休みになることで子どもが1人で留守番をしたり、子どもが1人で出かけたりする機会が増えます。子どもも家族も安心して日常生活を過ごしたり、お出かけを楽しんだりするために、子どもを見守るサポートをしてくれるアイテムを取り入れてみるのもいいかもしれません。
今回アンケート調査を依頼いただいたKDDIでは、子供見守りGPS「あんしんウォッチャーLE」を提供しており、保護者が子どもの現在地をスマートフォンで確認できます。また、子どもが本体のボタンを長押しすることで簡単に保護者に現在地を知らせることができるなど、いざという時に安心です。
あんしんウォッチャーLEについては公式サイトで詳しくご紹介しています。
ぜひご参考ください。
子供見守りGPS「あんしんウォッチャーLE」についてはこちら
いこーよアンケートの調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよ及びいこーよアプリを利用したユーザー
調査期間/2024年7月3日~7月9日
サンプル数/307サンプル
調査分析/いこーよ総研
「子育て世代のGPS端末についての調査レポート」全文はこちら
https://research.iko-yo.net/solutions/research/11088.html
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「いこーよ総研」概要
全国のお出かけ施設・レジャー施設のさらなる発展や市場の活性化を願い、お出かけに関わる様々な調査を実施し客観的な分析データを発信します。
<構成コンテンツ>
【市場レポート】https://research.iko-yo.net/report
おでかけ市場の状況について、いこーよのアクセスデータに外部サービスの情報やユーザーアンケート結果を加え、月次で調査。おでかけ市場全体の動きを総合的な視点で分析します。
【調査データ】https://research.iko-yo.net/solutions/research
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いこーよアプリ
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アプリ版「いこーよ」では、現在地から地図で近くのお出かけ先を検索できる他、「いこーよ」のアプリ会員限定の特別クーポンが入手できる素敵な特典も随時更新中。独自の口コミ投稿機能に基づくおすすめのお出かけ先が、子どもの年齢別にひと目で分かり、Web版よりさらにマッチしたお出かけ情報を提供します。
会社概要
会社名:アクトインディ株式会社
所在地:東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル23階
代表取締役:下元敬道(しももと たかみち)
設立:2003年6月
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