アックスヤマザキの「子育てにちょうどいいミシン」誕生ストーリー。”ミシンで手作りする感動を”累計12万台以上のヒット商品

— 下記はプレスリリースからの内容です　—

大阪市生野区にある「アックスヤマザキ」は1946年創業から家庭用ミシン一筋の老舗ミシンメーカーです。昔は一家に一台ミシンが家庭にあることが当たり前でしたが、使い捨ての時代になるとともにミシンを使う人が急激に減少していく中でミシンメーカーとして危機感を感じていました。

一方で、自分のために、誰かのために手作りをする喜びや温もりの価値は多くの方が知っている。ここに社会的な課題があると感じ、このような状況を何とかするため、実際にミシンをやらない方に目を向けて声を聞いていくことで手作りのハードルを下げた新たなミシンを開発していくアックスヤマザキの挑戦についてご説明させて頂きます。

娘の入園準備中、妻からの言葉がきっかけに。
スマホ動画で手軽に使える新しいミシン開発へ。

「子育てにちょうどいいミシン」は、代表取締役山﨑一史の次女の入園準備が訪れた際に、妻が子育てや仕事で時間が無い中、既製品等代替手段でも済ますことができるが、一生に一回のことなので手づくりしてあげようと手づくりした実体験を元に開発致しました。

子供が自分で選んだ生地を、妻が夜遅くまでミシンを使い入園バッグや防災頭巾を作り、最終的に完成した時の子供の笑顔、そしてその姿を見た妻が「本当に作って良かった、ミシンってすごいね」という妻の言葉を聞いた時、この感動を世の中の多くの家庭に体験してもらいたいと思いました。

そのためには、簡単手軽にミシンができることが重要だと考え、妻が毎日スマホで動画を見ながら料理をしている姿からヒントを得て、今どきの料理のようにスマホで動画を見ながらであれば簡単、手軽にミシンが出来るのでは、と考えました。

やらない方のネガティブな声を参考にした「子育てにちょうどいいミシン」。
やってみようと思って頂くために。

他にも子育てママたちに耳を傾けると、ミシンは難しい、出し入れが面倒で置いておくところがない、などネガティブな意見が多くありハードルが高いため、そのような課題を解決するべく子育てに特化した「子育てにちょうどいいミシン」を開発しました。

価格も手軽に購入できる内容に。子育てに手作りすることで、色々な代替手段があり便利になった世の中で逆に失われつつある温かさや愛情表現を育んで頂きたいと思っております。

「子育てにちょうどいいミシン」は、今までミシンをやらなかった方にも”これぐらいならちょっとやってみよう”と思って頂き、ミシンへのハードルを下げることでミシンでの手作りを始めて頂きたいという想いを元に開発したミシンですが、おかげさまで2020年3月末発売から最大3か月待ちになる程の反響を頂き、グッドデザイン金賞などのデザイン賞を多数受賞、1２万台販売の実績・多くのご愛顧をいただきました。

そんなたくさんのお客様の声を頂いた中で、『スピードがSLOWでも速く感じる…』『もっとゆっくり慎重に縫い始めたい…』『超初心者なのでもっと使いやすくしてほしい…』など、価格的なハードルの高さを優先させてことで出来なかった機能面のアップグレードを従来タイプと別に上位機種の「子育てにちょうどいいミシン+plus」として開発することで、従来タイプでは補えなかった更に使いやすくするための課題を解決＆機能を向上させました。電子化するにあたり、従来のコンパクトなボディに電子基板や各種センサー類を装備することが難しかった為、内部機構のレイアウトを再設計し、他にもパワーアップしたモーターの力にも耐えうるように布送りや針振り機能の素材も見直すなど外観デザインはそのままに高い機能性を実現させました。