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メロディ・インターナショナル、分娩監視セントラルシステム Central i(セントラルアイ)を発売開始。地域で妊婦を見守る仕組みをサポート

— 下記はプレスリリースからの内容です —

モバイル胎児モニターを製造・販売するメロディ・インターナショナル株式会社(香川県高松市:代表取締役 尾形優子)が、妊婦と胎児の健康データを、院内や病院間、在宅など妊婦がどこにいてもモニターできる母体胎児集中監視システムとして「分娩監視セントラルシステム Central i」を2月28日より発売開始いたします。

メロディ社プレスリリースページ
https://melody.international/news/pr/entry-724.html

開発の背景

産科施設数の減少と医師の働き方改革

近年、産科医の不足、産科施設の減少は深刻な社会課題となっています。「○×市民病院が分娩を休止」「地域から産む場所がなくなる」など、全国各地で枚挙にいとまがありません。地域のお産を維持することが難しくなりお産空白地域が日本中で生まれています。

 メロディ・インターナショナル株式会社は、遠隔胎児モニターである分娩監視装置iCTG(以下「iCTG」)を開発することで、これらの問題の解決に取り組んで参りました。海外、取り分け開発途上国では、産婦人科医の人数が極端に少ない国が多く存在し、都心部と農村部などで大きな医療格差が生まれている現状があり、適切な診断による搬送が成されずに母子が命を失うことが少なくありません。そこで、遠隔の医師が「iCTG」を使って適切な診断をすることで、早めの処置が可能となります。これまで、タイやブータンを始め多くの国で、周産期死亡率の低減のプロジェクトを実施してきました。

一方で、日本国内における出産環境の悪化は、遠隔胎児モニタリングだけではカバー出来ない課題も見えて参りました。多忙を極める産科医が、様々な環境にいる妊婦を監視することは現実的に難しく、かえって医師一人あたりの負担が増加するという課題も見られました。

妊婦さんを「地域で見守る」というコンセプト=「地域連携システム」をより手軽に

 お産は一人のかかりつけ医だけや、地域のクリニックだけで成り立つものではありません。高齢出産の増加などによりリスク妊娠が増えており、適切なタイミングでの周産期センターへの搬送など、実際はこれまでも地域全体で支えられてきました。しかしながら、胎児モニタリングのデータは、病院毎に印刷された紙などのアナログで管理され、病院間のデータ連係が難しい状態でした。また、上位病院へ搬送中の救急車の中では、もっとも胎児の状態をモニタリングする必要があるにもかかわらず、これまではその手段がありませんでした。