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みんなでレビュー ~ベビーテックがもっと楽しくなる~ 【★4.3】デジタル×アナログの知育玩具「デジコロ」

レビュー項目 平均点
親子で楽しめる度 4
操作性 4.3
継続性 4.2
デザイン性 4.5
気軽さ 4.5
平均 4.3
本記事のポイント
  • iPad上で転がして遊ぶデジコロは、デジタルとアナログを掛け合わせた新感覚の知育玩具
  • 操作性も簡単!10種類ものアプリで子どもの知的好奇心や創造力を高める
  • 遊び方はいろいろ!ちょっと工夫すれば家族みんなで楽しむことができる

0~6歳児を持つパパ・ママ、これから出産を控えているプレパパ・プレママの中で、ガジェットやアプリ、家電などのテクノロジーを積極的に子育てに活用したい方たちが参加するBabyTechコミュニティでは、毎月「みんなでレビュー ~ベビーテックがもっと楽しくなる~」を開催しています。

このプロジェクトは育児生活の中にベビーテックを使った楽しみを見つけることを目指し、コミュニティ会員がさまざまなベビーテックサービスの体験談を共有していくもの。毎回ひとつのベビーテックサービスを実際に使ってみた会員が、そのサービスについてのレビューを特設サイトに投稿。その後、オンライン座談会で感想や使い方を共有し、その内容をBabyTech.jpのレビュー記事として発表していきます。

第4回となる今回は、iPadがあればどこでも遊べる知的玩具「デジコロ」をご紹介します。デジコロの遊び方は簡単。直径5cmほどの黒い突起がついた黄緑色の球体を、iPadに乗せたり転がしたりして遊びます(対象年齢は3〜10歳)。たったそれだけなのですが、侮るべからず。10種類もの専用アプリを使って、絵を書いたり、冒険をしたり、観察をしたり、様々な遊びを楽しむことができるんです。成長期の子どもには、脳を刺激する手指を使った遊びが大切だと言われています。デジコロでは、子どもたちの、「視覚」「聴覚」「触覚」といった3つの感覚を同時に刺激しながら創造力自然に対する好奇心を高めていくことができるのです。

この記事では、デジコロを実際に利用したコミュニティ会員が、サービスの楽しさや役立ち度などについてレビュー(数値による評価は最低1〜最高5の5段階評価)。さらにオンライン座談会(以下、クロスレビュー・トーク)には、パパスマイル代表取締役の永田哲也、コミュニティメンバーの皆さんが参加し、レビュー結果や、デジコロの魅力について語りました!

クロスレビュー・トーク参加者

トーク参加者
みやしんさん
Sachiさん

開発者
株式会社デジコロ
代表取締役 及川裕美子さん

株式会社パパスマイル
代表取締役 永田哲也

【親子で楽しめる度】工夫次第で、様々な遊びが楽しめる!

レビュアー レビュー点数 コメント
かすみん。さん 5 娘は生後5ヶ月でしたが興味を示していて、今後年齢が上がっていけば操作性も簡易で楽しめそうだった
みやしんさん 4 子どもはとても楽しんでいました
Sachiさん 4 5歳の子どもだったので、親子で楽しむというよりは一人でどんどん楽しんでやっていました
Yoshieさん 5
Nozomunさん 4 親が苦手な実写があった(具体的には虫)
はやぶささん 2 あまり親子で共有する要素はなかった印象です

永田:本日は、ありがとうございます。さっそくクロスレビュー・トークを始めたいと思います!まずは、「親子で楽しめる度」についてみていきましょう。こちらは、全体的に評価は高いものの、年齢の高い子どもだと、一人でどんどん遊べるという傾向があるようですね。

Sachiさん:どんな遊び方をするかがポイントになってくる気がします。うちの子は5歳ですが、私と点数を競争しながら、今日も一緒に遊んでいました。

永田:スコアが出るゲームが家族で競い合いながら楽しめそうですね!各ご家庭で、デジコロを使ってどんな遊びをしているか共有できると、楽しみ方の幅がグンと広がりそうです。

【操作性】感覚的に操作ができ、アプリさえ入れていればすぐに立ち上がるところが良い

レビュアー レビュー点数 コメント
かすみん。さん 5 iPadのアプリさえ入れていればすぐに立ち上がり、そのまま遊べる
みやしんさん 4 デジコロ本体を操作する際、狙ったところに当てにくかったです
Sachiさん 5 子どもが感覚的に操作しやすいと思います!
Yoshieさん 3
Nozomunさん 4 子供(3歳)が操作しきれないところがあった
はやぶささん 5 4歳が適当にさわってもゲームを進められた

永田:「操作性」については、iPadとデジコロ本体があれば、気軽に遊べるところが評価されていますね。実際にデジコロを持った感じはいかがでしたか?

Sachiさん:持った感じは、軽量かつしっかりした作りで、とても良かったです。アプリの「くるくるタイム」は、デジコロをiPad上で転がすと、蛹が蝶になったり、蕾が花開いたりする様子を見ることができ、子どもが虫や花に詳しくなっていたのがとても良かったです。今後は、さらに見られる動画の種類を増やしてもらえるとうれしいですね!

永田:自分で好奇心をもって触れ、操作も簡単なところが魅力と言えますね。他にも、アプリさえダウンロードしていれば、オフラインでも遊べ、本体も電池や充電の必要がないところも便利です。

【継続性】子どもたちから「続きをやりたい」という要望がたくさん!

レビュアー レビュー点数 コメント
かすみん。さん 4 一回真っ白な画用紙に絵を描いたという感覚のものもあり、もう一度リピートしてやりたいと思いづらいかもしれない。少しゲーム性のあるアプリもあったが、得点のつけ方やいつゲームが終わるかなどわかりづらいところがあり、またやるぞという気持ちにはなりにくい気がした
みやしんさん 5 意外にもリアルな「きゃっち虫(※アプリ名)」は人気でした(笑)。3回ほどやりたいと積極的に言ってきました。「たっち色」もアプリを触るときは必ずやってます。花火は、爆発がお気に入りです!
Sachiさん 5 「今日は虫のやつやりたい」など、デジコロを持ってきて催促されます
Yoshieさん 3 デジコロで遊ぶためにiPadを渡したはずが、結果他のアプリ(YouTube等)を開いてしまうことが多々あった
Nozomunさん 5 子供からの実際の声。継続して遊びたいと言われる
はやぶささん 3 他にやりたいことがなければ、たまに自らやるという頻度です

永田:全体的に高評価な「継続性」。画面上を自由に動き回る、リアルな蝶やカブトムシなどを、デジコロを転がして捕まえる「きゃっち虫」が人気のようですね。

みやしんさん:私自身は虫がリアルすぎて、ちょっと怖かったです(笑)。子どもの様子をみるに、実際に手で触るのではなく、デジコロを使って画面上でタッチするという点が良かったようです。本当は触りたいけど、リアルな虫だと怖い。でもボール越しなら大丈夫!みたいな感じです。

永田:なるほど。これもデジコロならではの良い点と言えますね。

【デザイン性】評価が高かったデザイン性。こだわりの色彩や美しいグラフィックが好評

レビュアー レビュー点数 コメント
かすみん。さん 5 デザイン性はシンプルでもあり、色彩もよく全体的に良かった
みやしんさん 5 色もおしゃれだし、「みちっぽ」は大人も見入る素敵さだと思います
Sachiさん 5 デザインは本当に秀逸です!「本物」を子どもに触れさせてあげられている満足感があります
Yoshieさん 5 各アプリ、色彩が豊かなものが多く、目で見て楽しめました!
Nozomunさん 4 アプリのUIに若干難あり(起動後、方向を指定されてしまうなど)
はやぶささん 3 アプリをそれぞれダウンロードしないといけない、画面の方向が固定になっているなどもう少し改善の余地はあると思いました

永田:かすみんさんのレビューにあるように、色彩やデザインの評価がとても高いですね。 アプリによっても実写に近いものや、色彩豊かなもの、手書きタッチのものなど、種類が豊富ですね。

永田:一方で、Nozomunさんのレビューにあるように、アプリ起動後、画面の向きが固定されてしまうところは改善の余地があるかもしれません。

【気軽さ】iPadさえあれば、勝手に遊べるところが便利!

レビュアー レビュー点数 コメント
かすみん。さん 5 iPadのアプリ起動後、すぐに遊べる
みやしんさん 5 本体がめちゃ丈夫なのが何より気軽です
Sachiさん 4 最初だけ、アプリを一つ一つダウンロードしないといけないのがちょっと面倒かと思いましたが、一度ダウンロードしてしまえば繰り返し遊べます
Yoshieさん 4
Nozomunさん 5 子供用のiPadがあり、子供が勝手に準備して遊べるため気軽だと思った
はやぶささん 4 iPadさえ用意すればいいので気軽です

永田:皆さんの評価を見てもわかるように「iPadがあれば、子どもが勝手に遊べる」ところが高い評価を得ています。それに加えて、本体の頑丈さをあげてくださっている方もいますね。 私も実物を触ってみましたが、投げられようが何しようが、頑丈なところは親目線ではとてもありがたいと思いました。

みやしんさん:うちは、デジコロで遊ぶ中でiPadも、投げさえしなければ、まあまあ頑丈なんだという気付きもありましたね(笑)

永田:意外と頑丈ですよね。念のためにケースに入れておけば、より安心かもしれません。他に指摘があったものとしては、アプリのダウンロードについてです。現在、デジコロでは10種類の専用アプリで遊べるのですが、こちらを一つ一つダウンロードするのは少し手間かもしれませんね。

Sachiさん:まとめてダウンロードするボタンみたいなのがあれば助かりますね。

永田:たしかに。一つにアプリに統合されていても便利だと思います。

デジコロでの遊びが、子どもの好奇心や創造力を高めていく。

Q: デジコロを使ってみて、気づいた事がありましたら教えて下さい

レビュアー コメント
かすみん。さん アナログとデジタルの両方を味わえるということだが、これがどこまで子供に伝わり楽しめるのかは検証の余地があるのかなと。リアルな物理のおもちゃはあるが、感触とかはそこまで面白くないかもしれないので
みやしんさん リアルな虫は嫌がるのですが、「きゃっち虫」は結構乗り気で、好きなところを見つけられたのが良かったです!
Sachiさん さなぎから蝶になる過程など、わかりやすくて学びながら楽しめました
Yoshieさん デジコロそのものも、動かすと音が鳴る仕掛けなどあればなお嬉しいと思った
Nozomunさん 子供の自主的に学ぶ力は意外とすごい。1回遊んだ後はほぼセルフで遊んでいた
はやぶささん iPadで遊ぶ楽しさを知ったようです

永田:ここからは、全体的なレビュー結果についてみていきましょう。気付きとしては、「きゃっち虫」や「くるくるタイム」など、子どもたちがお気に入りのアプリや自分の「好き」を見つけられたというコメントや、iPadで遊ぶ楽しさを知ったというご意見もいただいております。

みやしんさん:普段なかなか触れることがない虫をアプリでよく観察したり、捕まえたりすることができるのはとても良いと思います。実際に、デジコロを使った後、子どもがアリを見つけて「アリがいる!お菓子食べているよ」と観察していたこともありました。

永田:はじめて見る虫など、予測不可能な生き物はリアルでは怖いですが、ゲームでは落ち着いてみることができそうですね。

みやしんさん:現実世界と仮想世界をちゃんと認識していて、仮想世界は自分に影響がないことを知っているんだなと感じましたね。

永田:虫つながりで、Sachiさんも「くるくるタイム」の蛹が蝶になる遊びについて「わかりやすく楽しめた」とコメントされていますね。

Sachiさん:はい、とても良かったです。日常でも、なかなか見ることができない貴重な瞬間を、子どもと一緒にじっくり観察できるのはとても素敵だと思いました。

永田:Yoshieさんがあげてくださっている「音が出る仕組み」も面白そうです。音がでることで、ゲームの臨場感が増したり、使い方も増えたり、遊びそのものの幅も広がりそうですね。

アプリの更なる充実と一括のダウンロード機能の追加に期待!

Q: 今後のデジコロに期待している事を教えて下さい

レビュアー コメント
かすみん。さん アプリの多様化、子供が喜ぶ仕組みが増えていくこと
みやしんさん 料理を作るとかのアプリが集まったらいいなと思いました。パンをこねるとか、粉を混ぜるとかに使えそう!と思いました
Sachiさん アプリを一つ一つダウンロードするのではなく、まとめてダウンロードできる仕組みがあると良いなぁと思いました
Nozomunさん UIの改善と、実写/アニメーションの切り替えなどができるとありがたいです

永田:デジコロの今後については、アプリの追加を要望する声が多いようです。コメントにあがっている「料理を作るアプリ」も面白そうですね!これまでにないジャンルのアプリもぜひ見てみたいです。みやしんさんとSachiさんはいかがでしたか?

みやしんさん:ここには書いていないのですが、実はアプリによっては、デジコロを使わず、指を使って遊ぶこともありまして。デジコロでないと遊べない、操作性が難しめな遊びもあっていいのかなと思いました。

あとは、Sachiさんやみなさんのレビューを拝見して、「いろんな遊び方があるんだな」と感じましたね。

うちでも、白いキャンバスにデジコロを使って絵の具を塗る「みちっぽ」を「パパの服をよごしちゃおうゲーム」として、キャンバスを私の服に見立て、子どもが色を塗ると私が「(服を)よごすのやめて〜!」というリアクションをする遊びをしています(笑)。

永田:楽しそうですね!ユーザーさんから「うちではこんな遊びをしているよ」という声を集められたら、更にデジコロの遊びの幅が広がりそうですね。

Sachiさん:いろんな方の話を聞いてみたいです!あと、デジコロの良い点としては、子どもが遊びの中で、デジコロを操作しながら、たくさんの発見をしているところかと思いました。

永田:どういうことでしょうか?

Sachiさん:デジコロを転がして道を作ると、動物や星などが出てくる「みちっぽ」では、デジコロをぐるぐる回すだけでなく、トントンと押すとドアがいろんなところにつながったり、「花火」でもデジコロの操作によって爆発の大きさが変わったりするところなど、たくさんの発見があるアイテムだと思いました。

永田:たしかに、子どもたちの「これをするとどうなるんだろう?」という知的好奇心を刺激する工夫があらゆるところに散りばめられている気がします。

みやしんさん:親がルールを決めなくても、子どもたちで楽しめる豊かな「余白」があるアイテムですね。

永田:子どもは遊びの天才ですもんね。昔の「空き地」みたいな存在として、デジコロがあり、そこからたくさんの遊びの可能性が生まれてくるんだと、今回のレビューで感じました。最後は、開発者の及川さんに本日の感想を伺えたらと思います。

及川さん:本日は、たくさんのとても貴重なご意見を誠にありがとうございました!子どもが自らデジコロで遊んでくれていること、アプリを楽しんでいただいていること本当に嬉しく感激いたしました。イラストではないリアルな虫にこだわったこともまさに狙いどおりの感想です(笑)。

永田:狙いどおりだったのですね!他にもこだわりポイントがあれば教えてください。

及川さん:子供っぽいデジタルな絵柄ではない、リアリティにこだわりましたね。リアルなもの、リアルな絵、リアルな音など、現実感を出せるようにデザインしました。また、「みちっぽ」では素朴な絵や線、太鼓のような音にもこだわっています。

永田:レビューを見ても、そんな「こだわり」が伝わっているようですね!

及川さん:「iPadを使って手や指を使って遊ぶおもちゃが出来ないだろうか?」というところから始まったデジコロ。今後は、アプリの多様性でさらに面白く楽しくしていきたいと考えております。アプリへのいろいろなご意見、今後のアプリ開発においても大変参考になりました。

実は、Bluetoothを利用する第2フェーズのデジコロのアイデアもあります。実現は簡単ではありませんが、一歩ずつ前に進みたいと思います。先ずはデジコロを皆様にもっと知って頂けるよう頑張ります。

永田:デジコロの今後がますます楽しみですね!皆さま、そして及川さん、本日は誠にありがとうございました。

本記事の関連リンク

デジタル×アナログの知育玩具「デジコロ」(https://digicoro.co.jp/

BabyTech コミュニティ(https://babytech.jp/community/