BTA2023受賞商品発表!

どんなに忙しい日々でも、親子で食事を楽しむ貴重な時間を提供してくれる、冷凍幼児食サービス「homeal」

本製品のポイント
  • プロのシェフが監修した幼児食は塩分控えめでありながら、大人が食べてもおいしい
  • 手作りされた料理を急速冷凍。1パックが大人と子どもでシェアできる量になっている
  • アレルギーや栄養バランスなど、各家庭用にカスタマイズされた内容が宅配される

今回ご紹介する「homeal(ホーミール)」は、各家庭用にカスタマイズされた冷凍幼児食を提供するサービス。プロのシェフと管理栄養士によって監修されたおいしい料理が、レンジで温めればすぐに食べられる状態で宅配されます。

そんな同サービスは「BabyTech® Award Japan 2020授乳と食事部門」で優秀賞を受賞しました。そこでBabyTech.jp編集部は「homeal」を開発したhomeal株式会社 代表取締役 CEOの鬼海 翔さん(以下、敬称略)に取材を行い、同サービスの概要や開発の経緯、今後の展開について伺いました。

(お話を伺ったのは)

homeal株式会社 代表取締役 CEO
鬼海 翔(きかい・しょう)さん

プロの技が光る、大人も食べられる「幼児食」

編集部:本日はお忙しいところ、大変ありがとうございます。さっそくですが、「homeal」の概要と特徴について伺えますか?

鬼海: 「homeal」は「親子で食べる」がコンセプトの幼児食宅配サービスです。特徴は大きく分けて2つあります。まず、「親子で一緒に食べられる」という点。もうひとつが「幼児食の診断機能」を使い、「各家庭向けにカスタマイズされたメニューをお届けする」という点です。

主菜の他に、フルーツやケーキなども用意されている

「幼児食」とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、一般的には「1歳〜6歳の子どもたちの食事」のことです。まず、ミルクや離乳食を終える1歳〜1歳半の時期は、「幼児食移行期」と呼ばれます。そこから次第に歯が生えそろってくると、今度は歯応えのあるものを食べ始める「幼児食前期・後期」という時期になります。当社ではそれらの時期に合わせたメニューを用意しており、全商品がプロのシェフと管理栄養士のチームで作成したレシピになっています。

プロのシェフと作っていることによる特徴ですが、homealは幼児食ですから塩分や添加物を減らす必要があります。しかし、単純に塩分を控えめにしてしまうと味が薄くなり、おいしくありません。そこでプロの技術、たとえば自家製のフォン・ド・ボー(子牛の肉や骨でとったダシ汁)やチキン・ブイヨン(鶏ガラなどでとったダシ汁)といった、いわゆる和食のダシにあたるものをしっかりと使い、具材も豊富に使って手間ひまをかけた調理をすることで、塩分に頼らなくてもしっかりとした味に仕上げています。

一品、一品が手作りで丁寧に作られている

こうして作られたメニューは現在40種ほどで、特に「隠れ野菜たっぷりキーマカレー」や「ポルチーニと若鶏のフリカッセ」が好評です。また栄養バランスを考えた「レバー入りミートボール」も手ごねで成形しているため中身がフワフワで、まだ歯が生え揃っていない子どもでも食べられると人気があります。このシェフの技術を使った幼児食を急速冷凍し、出来立ての味そのままで食べていただけるようにしています。