BTA2023受賞商品発表!

子どもたちの創造力を伸ばし、世界を広げる「窓」になる!?「popIn Aladdin」

本製品のポイント
  • 「popIn Aladdin」はシーリングライト、プロジェクター、スピーカーの1台3役をこなす
  • さまざまなオリジナルの「子ども用コンテンツ」を提供し、独自の価値を提供している
  • 家庭や保育園・幼稚園において、テレビやタブレットの枠を超えた活用方法が期待されている

2020年4月27日、初代モデルから大幅に性能アップした「popIn Aladdin 2」の販売が開始されました。同製品シリーズは2018年の発売当初から国内のガジェット好きの注目を集めていましたが、本来は「子どもを持つ家族」のために作られたものとのこと。実際、同社のホームページでは子どもを持つ家庭のさまざまなシーンで、「popIn Aladdin」が活躍するPVを見ることができます。そこで今回、babytech.jp編集部は「popIn Aladdin」を開発したpopIn株式会社 代表取締役の程涛さん(以下、敬称略)に取材を行い、同製品の概要や開発の経緯、今後の展開について伺いました。

(お話を伺ったのは)

popIn株式会社 代表取締役
程涛(テイ・トウ)さん

テレビや従来のプロジェクターの枠を超える「popIn Aladdin」のコンセプト

編集部:本日はお忙しいところ、ありがとうございます。さっそくですが、「popIn Aladdin」の概要と特徴について伺えますか?

程:「popIn Aladdin」は日本の家屋の天井に取り付けられている一般的な照明器具の「シーリングライト」に、「高性能プロジェクター」と「高音質スピーカー」を搭載した「3in1シーリングライト」です。特徴的なのは、私が大学院の修士時代に起業したpopIn株式会社はもともと「ソフトウェア開発メーカー」のため、初めてハードウェアを開発しましたが、「popIn Aladdin」に内蔵されているインテリアや子ども向けデジタルコンテンツのほとんどが、当社のオリジナルコンテンツであるということです。


「popIn Aladdin 2」の外観

編集部:「テレビ」や「YouTube」、「Netflix」を映写するだけの「プロジェクター」ではないわけですね。

程:その通りです。もちろんそれらの用途にも使えますが、家族の写真や美しい風景、絵本の読み聞かせなど、子ども向けコンテンツの提供に最も注力しています。「どうして植物の葉は緑色なの?」といった子どもの質問に答えるアプリ『なんでなの?』や、文字や数字を学べる「学習ポスター」を壁に映し出すこともできます。これは「popIn Aladdin」のメインターゲットを、「乳幼児期からのお子さんを持つご家庭」と発売当初は考えていたためです。