一昨年記事として取り上げた乳児の体温・心拍・血中酸素濃度をモニターするスマート靴下「owlet baby monitor」を擁する米国owlet社が今回CES2019で新たに発表したプロダクトがこの「Owlet Band」です。
今回は妊娠27週以降の胎児の様子をモニタリングする商品。母体に巻く柔らかな腹巻き状のバンドにセンサーがついており、そこから胎児の心拍やキックの方向強度頻度などを記録します。
↑デュポン社の技術で、つけ心地柔らかなセンサー面になっている
同社の共同創業者でCIOのJordan Monroe氏は「産婦人科での検診は間に期間が開くため、胎児の状態が必要以上に心配になるお母さんがとても多いのです。私たちは『両親のPiece of Mind』を使命にしており、この不安に対し、胎児の状態を連続してデータにとり、スマートフォンと連携して状態をわかりやすく母親に伝えることで解消したいと考えました。」と話してくれました。
胎児の状態で気になる事の一つである、「逆子」について伺うと、同氏は「残念ながら、今のアプリケーションでは胎児のポジションまでを知ることはできていません。ですがその需要があることは理解しています。」とのコメント。今後より一層の機能アップデートが期待されるプロダクトですね。