BTA2023受賞商品発表!

独自の「生体信号感知技術」お昼寝見守りロボット「スマイルベイビー」

本製品のポイント
  • 同社が長年取り組んできた、「介護における見守りシステム」の知見を活用
  • 「非接触・コードレス」など、保育現場での使い勝手に徹底したこだわり
  • 製品作りの根底にある、「子供たちの命を守りたい」という想い
日本国内で発売されているベビーテック製品は、海外に比べてそれほど出揃っていない状況ですが、ここ最近は爆発的な人気を呼んでいる商品が登場しています。その一つが、株式会社バイオシルバーのお昼寝見守りロボット「スマイルベイビー」。同製品は高性能センサーでお昼寝中の子供たちの呼吸や心拍などをモニタリングし、自動的にデータを記録。異常を感知すれば、ただちにアラート(警報)で知らせてくれます。2017年の年末に発売したところ、2ヶ月弱で予定台数を完売したという同製品について、BabyTech編集部は株式会社バイオシルバーを訪問し、製品概要や今後の展開について伺いました。

(お話を伺ったのは)
株式会社バイオシルバー
代表取締役  原田敬三様
営業部主任  黒川普子様
営業部    今井茉希様


写真左から原田様、黒川様、今井様(以下、敬称略)

「子供の安全」と「現場での使い勝手」に徹底してこだわった製品

編集部:本日は大変お忙しいところ、誠にありがとうございます。さっそくですが、「スマイルベイビー」の製品概要について伺えますでしょうか?

今井:まず、こちらが「スマイルベイビー」の「マットとセンサーユニット」になります。そして、こちらが専用の「データ管理サーバー」です。このサーバーをテレビなどのディスプレイに接続することで、画面にデータが表示されます。「マットとセンサーユニット」で検知したデータは、リアルタイムに無線でサーバーに飛んでいます。

編集部:マットとセンサーは電源コードもなく、完全にコードレス化されているのですね。

原田:その通りです。この製品の開発に関わった黒川は元・保育士なのですが、現場を良く知る人間として、「完全なコードレス化」には徹底してこだわりました。またマットについては、お漏らしなどで汚れた時に拭き取れるよう、素材も吟味しています。

黒川:お昼寝している子供たちの足元にコード類があると、指に巻きついて血流が止まったり、足を引っかけて転倒するなど、非常に危険です。本製品の試作機には電源コードがあったので、その点を指摘しました。