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スマートサーモスタットのEcobeeが62M$の資金調達

Amazonも、スマートホーム構想に一段深くコミットする模様です。

カナダ・トロントを拠点にスマートサーモスタットを扱うEcobeeは7日、Amazonを中心とした投資ファンドAlexa Fundから6200万ドル(約66億円)を調達したと発表しました。

この資金調達はAmazonがドアベルメーカーのRingを10億ドルで買収してからわずか1週間後のことです。また、Googleに再吸収されたNestのサーモスタットをAmazonから「締め出した」件は今回の資金調達と一部関係があるとも報じられています。
スマートサーモスタットのEcobee、Amazon Alexa Fundから66億円調達

原文はAmazon is backing Ecobee, a smart thermostat company, just days after buying Ringで確認できます。

日本の場合、当たり前ですがエアコン等の空調設備は機器ごとに分かれて管理します。それに反して欧米では、家全体で温度管理するのが主流となっており、そのハブとなるのがサーモスタット(温度調整器具)になります。サーモスタットに投資する理由は、Amazon Echo
/Alexa をハブとしたスマートホーム構想を実現させるためと考えられます。

Amazon/Googleの二社は言わずと知れた「プラットフォーム・ビジネス」の勝者です。この2社が次なるプラットフォームをスマートホーム(各家庭の居住環境)に定めたのは当然何かしらの勝算があってのことですが、ハードウェアをコントロール出来るようになるだけで実現できるスマートさはどこにあるのか、家事や育児からどれだけ解放されるのかという点については、まだまだ不透明であると感じています。

個人的には、外がどれだけ暑かろうが寒かろうか、最も快適な室温と空気環境に自動調整してくれるようになってくれると嬉しいです。帰宅して空調が整うのを待つのはちょっとスマートじゃないですからね。