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厚生労働省がAI活用の意見交換を開始

今更気付いたのですが、厚生労働省が「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」という名目で、識者を集めてAI活用における意見交換を行っています。

議事録が1件上がっていたので確認した所、以下のようなやり取りがなされていたようです。

2017年1月12日 第1回 保健医療分野におけるAI活用推進懇談会 議事概要

○保健医療分野での活用にあたっては、従来の機械学習等とディープラーニングの組合せが重要

○AIの学習には教師付きデータが必要不可欠であり、収集・活用する仕組みの整備が必要

○AIを先行して開発するだけでなく、後で追い越されてしまうことのないよう、質の高いデータベースの整備も必要

○画像診断、病理診断(特に喀痰細胞診)、精神疾患診断にディープラーニングの応用が可能

○従来の機械学習等により地域医療における診療支援や副作用等の発見・アラートが可能

○外科領域においてAIを活用するためには、データの構造化と各種データの統合が必要

○ディープラーニングを活用すれば音声入力の精度が向上し、医療従事者の負担を軽減することが可能

何は無くともAIにおとい込めるデータ整備と構造化を進めないと始まらないよね、という風に読めました。標準規格にすることは大変困難だとは思いますが、学会や論文等でいろんなモデルが提出され、それらを実装して動き出す取り組みが活性化されることを期待します。