行政はどうしても高齢者対策のほうが先行してますね。
登別市社会福祉協議会(山田正幸会長)は7月から、タブレット端末を使った見守りネットワーク事業を本格実施する。在宅で1人暮らしする高齢者らに端末を貸与。起床や就寝、外出などの情報をワンタッチで操作してもらうことで安否が確認できる仕組み。
利用者からは「最初は慣れずに大変だったが、操作することが徐々に習慣になった」「常に誰かに見守ってもらえている気がする」などの声があったほか、家族からも「毎日会いに行くことが難しいが、端末があれば、何かあればすぐに連絡がくるので安心」と手応えがあったという。
エンジニアの方ならおわかり頂けると思いますが、要はpingを飛ばして死活確認をするというコンセプトですね。「誰かに見守ってもらえている感」の醸成につながっているというのは、すごく嬉しいことでしょう。近況報告的なビデオレターなどが家族から配信されるような仕組みもオプションで付けてあげたら、喜ばれそうですね。
高齢者の見守りでは、健常者という言い方が良いかわかりませんが認知症が進んでしまった方とそうでない方で、見守りのレベルが違ってくるように感じます。健常者の方は「いつなにをどうした」だけで良い。認知症の方は「いつなにを”どこで”どうした」をどこが必要です。そうするとGPSになるのかもしれませんが、常に現在位置を飛ばして通信を行うのは非常にバッテリーを食うので、IoTデバイスの進化に期待といったところでしょうか。