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Facebook Messengerにアプリを組み込み200万ユーザーを達成した「Swell」

こんなこともあるんだと面白かったのでご紹介。元ネタはこちらです。

http://theheureka.com/startup-swell-replaced-app-chatbot-20170123

オーストリアのスタートアップ「Swell」は「日々のちょっとした決断を投げて決めてもらう」というコンセプトのアプリです。

  • 画像を2枚アップする
  • 質問文を作る(うどん/そば?/どっちの帽子が良い?的な)
  • 秒速で返答がある。
  • フォローしたMySwellフィードが流れてくるので、それに返答してもOK。

ネイティブアプリで作っていたものを、Facebookメッセンジャーのアプリとして組み込んでリリースした所、全体のユーザーが増えたよって話が上記です。ただ、「ユーザーのフォロー機能」「通知」「トレンド解析」などがFBのインフラに乗っかってしまうので、苦労したポイントだと書いてあります。

新規ユーザーの40%は他のSwellユーザーのフィードや紹介でやってくるそうで、その段階ではアプリもchatbotも何も使っていない状態。コンバージョンで言えば「既存ユーザーからの招待DM」より「ChatbotでSNSにシェアしてくれた情報発信」のほうが高いそうです。

どこかのプラットフォームに乗っかってしまうことは、常にストロー効果の危険があります。大都市との交通網が整備されて便利になると、地方の人口や資本が大都市に吸い寄せられてしまうことを意味します。ネイティブAppという地方都市がFBのような大都市のプラットフォーム乗ってしまうのは結果的に死期を早めてしまうことになるのでは・・・という問いについては、

Now, will we kill our app? Well, time and KPIs will tell…

お後がよろしいようで。