BTA2023受賞商品発表!

その絵本の中で子どもたちが主役になれる!「パーソナライズ絵本“BÜKI(ブーキー)”」

本サービスのポイント
  • 子どもに合わせてさまざまにカスタマイズした絵本をネット上で制作し、購入できる
  • 完成した絵本は子どもたちが主人公として活躍する、世界でたった一つのもの
  • 注文から配達まで全自動で行う体制を構築することにより、本サービスは実現した

今回ご紹介する「パーソナライズ絵本“BÜKI(ブーキー)”」は、子どもたちのために世界でたった一つのオリジナル絵本を作成するサービス。たとえば誕生日をお祝いする場合、子どもの誕生日を入力することで星座にまつわる動物たちや、生まれた日の夜空が描かれた素敵な絵本をオンラインで注文することができます。そんな同サービスは「BabyTech® Award Japan 2021記念と記録部門」で大賞を受賞しました。そこでBabyTech.jp編集部は「BÜKI(ブーキー)」を開発したSTUDIO BUKI株式会社
CEOのコズロブふくみさん(以下、敬称略)に取材を行い、同サービスの概要や開発の経緯、今後の展開について伺いました。

(お話を伺ったのは)

STUDIO BUKI株式会社 CEO
コズロブふくみ様

ネット上でリアルタイムに、その子のためにカスタマイズされた絵本が生まれる!

編集部:本日はお忙しいところ、大変ありがとうございます。さっそくですが、「BÜKI(ブーキー)」の概要と特徴について伺えますか?

コズロブ:「BÜKI(ブーキー)」は、子どもたちが物語の主人公になれるパーソナライズ絵本です。お子様の名前や誕生日を弊社のウェブサイトに入力すれば、お子様が物語の主人公になった絵本ができあがります。さらにウェブサイトで試し読みしながら、各ページにメッセージや写真を入れるなど、さまざまなカスタマイズも可能です。そのようにして世界に1冊の絵本を作り、ご購入いただけるサービスになっています。

BÜKI(ブーキー)は子どもたちが物語の主人公になれる絵本

編集部:作った絵本は、そのまま全ページ試し読みができるのですね!

コズロブ:メッセージを変えるなどのカスタマイズもその場で反映されますから、ご購入いただく前に、すべてのページの完成バージョンをご覧いただくことができます。既存のこういったオリジナル絵本を作成するサービスはいろいろあったと思いますが、その多くは子どもたちの名前が主人公の名前やタイトルなど、数カ所に入るレベルの絵本だったと思います。BÜKI(ブーキー)は誕生日や出生時間、出生地、家族構成など、お子様のさまざまなリアルな情報が反映されるので、絵本への没入感が大きく違います。

編集部:試しにBÜKI(ブーキー)を作ってみようとしたとき、いろいろな情報を入力する項目があったのは、その情報を絵本に反映するためだったのですね。

コズロブ:たとえば、お子様の誕生日が8月26日だったとします。誕生日をテーマにした絵本の場合、生まれた季節が夏なので背景が夏のイラストになります。そして誕生日の前日からお話が始まって、いろいろなキャラクターがケーキを焼いたり、誕生日パーティーの招待状を配ったりするのですが、このキャラクターもお子様の好みに合わせて「恐竜」「動物」などに変えることができます。他にもお誕生日から星座を割り出し、その星座のキャラクターに導かれて……という絵本もあります。特に好評なカスタマイズとして、ある絵本の最後に登場人物たちが星空を眺めるシーンがあります。その星空はお子様の誕生日と誕生時間、誕生場所から見えた実際の星空を、オープンソースデータから再現しています。ほかにも生まれた時間帯に合わせて、お子様が生まれた時の情景を描くイラストが夜に変わったり、朝の情景に変わる絵本もあります。