- レシピ通りに料理を教えるのではなく、子どものチャレンジ精神を育てる料理教室
- 「料理」という「五感を刺激する経験」が、子どもたちの「脳」を鍛えてくれる
- 「自宅でレッスン」「お迎えオプション」など、共働き家庭にとってありがたいサービス
(お話を伺ったのは)
株式会社Hacksii 代表取締役
高橋未来 さん
子どもたちの「自主性」と「自由な発想」を育む、ユニークな「料理教室」
編集部: さっそくですが、「ハクシノレシピ」の概要を伺えますか?
高橋: 「ハクシノレシピ」とは、「3歳から自宅で学べるレシピのない料理教室」です。これからの時代はテクノロジーがどんどん進歩し、知識を詰め込むだけの教育では太刀打ちできなくなります。ですから私たちは、子どもたちに自信を持って生きていくための「バイタリティー」を身につけてもらい、イキイキとした社会を作りたいと考えています。そこで大切になってくるのは、「好奇心を阻害しない」「個性を尊重する」「正解を教えない」「失敗を学びに変える」ということです。これが当社の「教育4原則」であり、「エプロン先生(料理教室「ハクシノレシピ」の講師)」がレッスンを行うときの行動指針となっています。
「ハクシノレシピ」のレッスンは、自宅の冷蔵庫で食材を選ぶところから始まります。そして子どもと一緒にどんな料理ができるかメニューを考え、最終的にできあがった料理に作品名をつけ、プレゼンテーションまで行います。このレッスンには、エプロン先生による「子どもの意見をたくさん引き出す語りかけ」「保護者には困難な根気強い関わり」「子どものアイデアをすべて受け止める」といった特徴があります。
たとえば、どうしても保護者の方はお忙しいので、子どもと一緒に料理をしていても、途中で「もう、ママがやるね!」とイライラしてしまうことがあるかもしれません。しかし、エプロン先生は、根気よく最後まで子どもに全部やらせてあげます。また、子どもたちは本当にオリジナリティがあり、「スープに生ハムを入れてみたい」というような、大人では考えつかないようなアイデアを言ってくれることがよくあります。これも保護者の場合、「それは違うでしょ!」と、つい失敗させないように口を出してしまいたくなりますが、エプロン先生は「いいね、やってみよう!」と、できる限り受け止めるようにしています。他にも「家庭の教育・マナー」の一環として、「エプロンの結び方」「配膳の仕方」などを伝えられる点も、当社のサービスの強みです。