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熱中する子ども達の姿がまぶしい!「YouTuber Academy」(パパスマイル掲載記事)

※本記事は弊社Webメディア「パパスマイル」からの転載記事です。

本サービスのポイント
  • YouTube動画配信の実践を通じて、本当に役立つ「ネットリテラシー」が身につく
  • 「ITスキル」だけでなく、「企画力」「発想力」「プレゼンテーション力」も伸ばせる
  • 「親子で動画編集・配信を始める」など、「家族のコミュニケーション」が活性化する
最近のスマートフォンや動画アプリの普及と共に、「子どもとネット」の関係は切っても切れないものになっています。そんな「子どもとネット」の関わりに不安を感じていたり、日頃の子どもとのコミュニケーション不足を感じておられる保護者も多いのではないでしょうか? そこで今回ご紹介したいのは、FULMA株式会社が運営する「YouTuber Academy」です。これは動画配信サービス「YouTube」で自分たちが撮影・編集した動画を公開する「YouTuber」に憧れる子ども達が、ネットリテラシー(ネットを使う際に注意すべき事項)や動画撮影・編集テクニックを学ぶためのいわば学校のようなもの。Youtuberという職業を通じて発想力、企画力、提案力、実行力を養うアクティブ・ラーニングであり、作成された動画はFULMAが管理するYouTubeチャンネルに原則限定公開でアップロードされます。2017年のスタート時は単発のワークショップ形式でしたが、2018年には全国5カ所で定期的に開催されるスクール形式に、2019年4月からは全国15カ所にまで拡大される予定です。パパスマイル編集部は「YouTuber Academy」を運営するFULMA株式会社のCOO中條武さん(以下、敬称略)に取材を行い、サービスの概要や今後の展開について伺いました。

 
(お話を伺ったのは)
FULMA株式会社 COO
中條 武 さん

子どもたちの「学ぶ姿勢」がまったく違う、「YouTuber Academy」

編集部:「YouTuber Academy」で、子ども達はどんなことを学んでいるのでしょうか?

中條:「YouTuber Academy」の対象は「小学校1年生〜6年生まで」の子ども達ですが、そこで私たちが学んで欲しいことは大きく分けて4つあります。「動画撮影・編集のテクニック」はもちろんですが、私たちが最も力を入れているのは「ネットリテラシー(インターネットを使う際に注意すべきこと)」の部分です。それから「企画力・発想力」と「プレゼンテーション力」を身につけてもらうことも重視しています。自分が話している動画を振り返り、より伝わりやすくする方法を考える「メタ的な視点」を持って欲しい、と思いながらカリキュラムを作っています。また、スクールの進め方ですが、だいたい「ネットリテラシーの講義→課題に基づく企画の立案→撮影・編集→動画を発表」というサイクルを3ヶ月で1回実施します。ですから年間で4本の動画を作ることになります。たとえば、この3ヶ月は「スライムを使った動画」を作ってみよう、次の3ヶ月は「おもちゃを紹介する動画」を作ってみよう、という流れですね。最初はネットリテラシーを学ぶなどインプットの時間が長いのですが、1年の後半になるにつれてアウトプットの時間が増えていきます。